そこでの経験をきっかけに彼がデザイナーとして何が出来るか考え立ち上げたのが“スリランカテキスタイルプロジェクト”だ。
孤児たちの描いた絵を素材に、プロのテキスタイルデザイナーに依頼しグラフィックを制作。衣服などのプロダクトにし展示・販売することで孤児院の支援金を生み出す。子供たち自身の力を生かし孤児院の運営資金にする—。活動にはそんな意思が込められている。現在Tシャツや雑貨、紙製品などが進行中のプロダクトだ。
子供の絵には、属する文化によってその感性に違いが見える面白さがあるという。このアートプロジェクトは将来、スリランカに限らず途上国で広く活動していくことを目的にしている。上記NGOが拠点を持っていることから次はガーナを視野に入れている。直近の活動としては9月4日、神楽坂で行われるバザーでTシャツと紙製品の試験販売を行うという。
SRI LANKA TEXTILE PROJECT
http://sugihara-yuta.com/stp/